母を想って。
ちょっと古い話題になってしまいましたが、あれは5月9日だったかな?
ジャスコの母の日のプレゼント宅配申し込みのカタログが置いてあるコーナーで。
9日が申し込み最終日ということでその日の午後9時ごろになってその場に行ったのです。
それは買い物籠置き場の横の端のスペースに追いやられ、一枚の長テーブルとパイプ椅子2脚、ボールペン2本、申込書十数通といった感じ。 カタログもかろうじて一部売り切れ品にバツがついてテーブルのうえにおいてあり、手書きでメモで申し込みはサービスカウンターにて承っておりますとの事。 もちろん近くに係りの人がいるわけでもなくすでに終わったコーナーになっていました。
自分たちはその申し込みをメインに行きましたので、食料品買い物前にその場で申込書を書き始めました。
幸い以前に持ち帰ったカタログで選んでいた花束はまだ売り切れではなく選ぶことができました。
そのときです。 二人でパイプ椅子に座り置いてある申し込み用紙に名前などを書き込んでいると、その買い物籠とカート置き場の片隅の辺鄙な場所にもかかわらず自分たちの後ろに人影が。
チラッと見ると、年の頃は30前後、体の大きいちょっと強面の男性です。 買い物袋を両手に抱えて自分たちのすぐ後ろにいて、すこし覗き込んでいるようでした。
その後、あれこれ自分たちはのんびり申込書を間違えながら3枚書損、 やっと書き終えてサービスカウンターへ申し込みに行き さて買い物だ、と買い物カートと籠を取りに行ったとき、 先ほどの男性が買い物手荷物を足元に置き、大きくて座りづらそうにパイプ椅子に座り込み自分たちが先ほど申込書を書いていたその場所で、同じように申込書を書いているのが見えたのです。
まあ、こうやって思い出してみるといたって普通の光景でなんの不思議もないし おかしいこともありません。
でも、そのときその場面を見た自分は やけになんか感動したというか、ジーンときたというか。
親元を離れて一人暮らししているのか? はたまた親元には居るが普段はなかなか親孝行らしいことはしていないと思っていて(買い物に来ていたのでしているのだろう)生まれて初めて母の日のプレゼントを贈ろうと思いついたのか?
とにかく勝手な想像ですが、自分たちの申し込みをしているのが目に入り、散々待たされたにもかかわらず、待って申込書を書いている(と、勝手に想像して。)そのうしろ姿の背中が やけにドラマティックに見えてしまって勝手に感動して涙が目に浮かんでしまいました。
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